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あいあい

Author:あいあい
はじめまして
詩と花と野菜を作っています
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こおろぎ

 

         夜中にこおろぎが鳴いて

           わたしを慰めた

         庭先に集まり大勢で合唱して

           わたしを慰めた

         真夜中に目覚めてもまだ大合唱で

           わたしを慰めた

         こおろぎがずっと鳴き続けて

           ずっとわたしを慰め続けた



| 06:25:00
ラブラブ

 

        2個の卵と水を小鍋に入れて

          茹で始めたらことことと近づいて

        2個がぴたっとくっ付いた

          何回離してみてもことことと近づいて

        2個がぴたっとくっ付いた

          見て見ぬ振りで見てたら

        小鍋の内に沿ってことことと遠回りして

          やぱりぴたっとくっ付いた

        2個の卵は小鍋の中でラブラブだった   




| 06:28:00

  

           油蝉も家蜘蛛も昨日まで

             着ていた服を脱ぎ捨てて

           どこかへ行ってしまった

             蝉は庭先で蜘蛛は廊下で

           細かく丁寧に作ってある

             立派な服を脱ぎ捨てて

           どこかへ行ってしまった   



| 06:41:00
空へ

  

          長い急な坂道が空へと

            真っすぐに伸びて

          伸びた先にあるのは空だけで

            車が一台走って

          空へと吸い込まれて行った

            「空のあなたへ吸い込まれたい!」

          歩いて空へと向かった     



| 06:39:00
上の空

  

           わたしはボ―とした子供で

          学校の先生の話をボーと聞いていた

        ちびだから教室の最前列の真ん中で

          先生をボーと見上げていた

        ボーと見上げる癖が付いて

          何でもかんでもボーと見上げる

        今も青空をボーと見上げている  



| 06:28:00
夏の終わり

  つくつくぼうしが鳴いていた

    夏の終わりを感じて

  青い空を仰ぎ見たら

    尾ひれをくねらせ

  巨大な錦鯉が泳いでいた

    空一面に大きな鱗がぺたぺた並んで

  沢山の水しぶきが舞い散っていた

    夏が終わった      






| 06:56:00

  

        「好きとか嫌いとか言っても

          どうしょうもないし

        向き不向きがあるとムキになっても

          仕方がないし

        大好きな君に逢いたいなぁと思うけれど

               名前も顔も知らないし」

        雲は風が吹くままに流れている   



| 06:30:00
トマト

  

         菜園に勝手に生えた

           トマトが大きく育ち

         真っ赤な大きなトマトが幾つも実った

           生ごみと落ち葉で作った

         土を根元に幾度も掛けてやった

           他の世話はしなかった

         トマトはすくすく伸びて

           自由気ままに好き勝手に育って

         猛暑や台風にも耐えた

           長年出来なかった大玉トマトが出来た

         トマトはわがままだった!    



| 06:14:00
こおろぎの恋

   

          こおろぎが鳴いてい

            鈴を振って鳴いていた

          一心に鈴を振って鳴いていた

            夜が更けるにつれ

          鈴の音が澄み切ってきた

            一筋に鈴を振り続ける

          鈴の音は美しいけれど

            恋は苦しい           



| 06:26:00
災難

  

        炎天下の山の石段を上がっていたら

          一匹の山蟻に出会った

        妙にそわそわと

          変な歩き方をしていた

        足を高く上げて

          飛び上がって歩いていた

        この猛暑で石段が焼石になって

          足が火傷で火脹れて

        一足毎にひりひりするのだろうか?   




| 06:58:00
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