FC2ブログ
 
■プロフィール

あいあい

Author:あいあい
はじめまして
詩と花と野菜を作っています
お粗末な詩を読んで頂き
ありがとうございます

■最新記事
■最新コメント

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

癒し

  

      雑木林を歩きながら思った

        木には木の悩みが絶対ある

      お隣の木が高くて日陰になって困る

        お隣の根がぐんぐん伸びて来て困る

      お隣が雀にお宿を貸していてやかましくて困る

        でもどんなことにもじっと耐えて我慢している

      木々の沈黙に癒された    




| 06:26:00
三匹の猫

  

     車場に猫が三匹いた

          狸毛といたち毛と三毛だった

     暇そうな様子で休んでいた

       一匹は足を揃えて投げ出して寝そべって

     小顔をのけ反らせて私を見ていた

       一匹は同様に寝そべって

     小顔を前足に載せてあらぬ方を見ていた

       一匹は後ろの片足を前に持ち出し高々と掲げて

     ももの辺を丁寧に舐めていた

       もう今年の恋はおしまい

     もう来年まで恋はしない

       そんな様子だった      




| 06:23:00
いたずら

 

         秋の草の道を歩いていたらいつの間にか

           くっ付いていた

         緑色で平べったい小さい粒々が点々と

           くっ付いていた

         ズボンや靴やシャツのあちこち

           くっ付いていた

         シールのようにぺたぺたと

           くっ付いていた

         「誰がこんないたずらをするの!」

           犯人は荒地盗人萩だった

         可愛い花の君だった         



| 06:34:00
蠅取りぐも

    

      蠅取りぐも」がピョンピョンと床を飛んで歩いていた

        後の方にもう一匹いた

      前が床から壁へピョンと飛び移ると

        後もピョンと飛び移った

      壁ではピョンピョン飛べないので歩いていた

        前が突然くるりと回転して

      後に「キッ!」と怒った

        後は少し遅れてあとを付けた

      前が又くるりと回転して「キッ!」と怒った

        後はもっと遅れてあとを付けた

      前が三回目に「キッ!」と怒ると

        後は足踏みしたあとでくるりと回転して

      来た道を戻って行った            



| 06:53:00
桜の落ち葉

  

           桜の葉が一番先に色づいて

             一番先に散って行く

           木にはまだ緑葉が半分あって

             黄色い葉も半分あって

           でも道には落ち葉が積もっていた

             積もった上を歩いていたら

           かさかさと音が鳴った

             「春が来るまで我慢します!

           春が来るまでご機嫌よう!

             春が来るまでさようなら!

           春が来たら逢いましょう!」             




| 06:33:00
わたしの目薬

  

          雲が空を覆いつくし

            青空がどこにもなかった

          バスを降りて帰る途中

            やっと小さな青空を見つけた

          わたしの瞳がパッと開いて

            目薬を差したように涼やかになった

          青空を見たら瞳がパッと開いて

            清らかになって明るく澄んだ

          あなたはわたしの目薬!       



| 06:16:00
わたしの神様

  

       わたし「腰が痛くてしゃがめません!」

         神様「しゃがめなければもっとしゃがめ!」

       仕方がないから痛いのを我慢して

         畑でしゃがんで

       大根の種を1粒1粒1cm間隔で蒔いた

         痛みが消えて楽になったけれど

       わたしの神様は性格がきつい 

         「もっと優しくして!」        



| 06:03:00
秋の虫

 

            夜中に目覚めると

              秋の虫が鳴いていた

            この鈴の音が絶えると

              寒い冬が来る

            夜中に目覚めると

                     耳には悲風が聞こえて

            手も足も頭も引っ込んで

              静寂が辛くなる

            この鈴の音が絶えると

              寂しい上に寂しくなる

            虫よいつまでも鳴いて!   





| 06:29:00
小豆洗い

 

         明日のために今晩

           「小豆を洗って浸けておこう」

         気が付いたのが布団の中で

           起きるのが嫌で

         ぐずぐずしていたら

           「小豆小豆」と

         小豆を気にしつつ寝てしまった

           「小豆を浸けてない!」

         はっと気が付いて目覚めたら

           明日がもう今日になっていた    



| 06:32:00
赤とんぼ

  

        10匹ほどの赤とんぼが飛んでいた

          緩やかな斜面の上で

        スイスイと水平に飛んでいた

          ジグザグに素早く飛んでいた

        下降は斜め下へなめらかに

          上昇は一気にすっと真上に

        Uターンは急な角度ですっと

          ホバリングは悠々と

        赤とんぼが飛んでいた        



| 06:23:00
次のページ