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あいあい

Author:あいあい
はじめまして
詩と花と野菜を作っています
お粗末な詩を読んで頂き
ありがとうございます
頑張ります

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癒し

  雑木林を歩きながら思った

    木には木の悩みが絶対ある

  お隣の木が高くて日陰になって困る

    お隣の根がぐんぐん伸びて来て困る

  お隣が雀のお宿になっていてやかましくて困る

    でもどんなこともじっと耐えて我慢してる

  木々の沈黙の静けさに癒された    


 





| 06:26:00
三匹の猫

  駐車場に猫が三匹いた

      狸毛といたち毛と三毛だった

  暇そうな様子で休んでいた

    一匹は足を揃えて投げ出して寝そべって

  小顔をのけ反らせて私を見ていた

    一匹は同様に寝そべって

  小顔を前足に載せてあらぬ方を見ていた

    一匹は後ろの片足を前に持ち出して高々と掲げて

  ももの辺を丁寧に舐めていた

    もう今年の恋はおしまい

  もう来年まで恋はしない

    そんな様子で暇そうにしていた      






| 06:23:00
いたずら

  秋の草の道を歩いていたらいつの間にか

    くっ付いてた

  緑色で平べったい小さい粒粒が点々と

    くっ付いてた

  ズボンやシャツのあちこちに沢山

    くっ付いてた

  シールのようにぺたぺたと貼られて

    くっ付いてた

  「誰がこんないたずらを?」

    犯人を探したら荒地盗人萩だった

  桃色の可愛い小さい花だった         






| 06:34:00
蠅取りぐも

  蠅取りぐも」がピョンピョンと床を飛んで歩いていた

    後の方にもう一匹いた

  前が床から壁へピョンと飛び移ると

    後もピョンと飛び移った

  壁ではピョンピョン飛べないので歩いていた

    前が突然くるりと回転して

  後に「キッ!」と怒った

    後は少し遅れてあとを付けた

  前が又くるりと回転して「キッ!」と怒った

    後はもっと遅れてあとを付けた

  前が三回目に「キッ!」と怒ると

    後は足踏みしたあとでくるりと回転して

  来た道を戻って行った            

    後は元の場所にいた

  前はどこを探してもいなかった     





| 06:53:00
桜の落ち葉

  桜の葉が一番先に色づいて

    一番先に散って行く

  木にはまだ緑葉が半分あって

    黄色い葉も半分付いて

  でも道には落ち葉が積もっていた

    積もった上を歩いていたら

  かさかさと音が鳴った

    「春が来るまで我慢します!

  春が来るまでご機嫌よう!

    春が来るまでさようなら!

  春が来たら逢いましょう!」      

                  






| 06:33:00
私の目薬

  雲が空を覆いつくして

    青空がどこにもなかった

  バスを降りて帰る途中

    やっと小さな青空を見つけた

  私の瞳がパッと見開いて

    目薬をさしたように涼やかになった

  青空を見たら私の瞳がパッと輝いて

    清涼になって明るく澄んだ

  青空のあなたは私の目薬だった!       







| 06:16:00
私の神様

  私「腰が痛くてしゃがめません」

    神「しゃがめなければもっとしゃがめ!」

  仕方なく痛いのを我慢して

    畑でしゃがんで

  大根の種を1粒1粒1cm間隔で蒔いた

    痛みが消えて楽になったけど

  私の神様は性格がめちゃきつい 

    「もっと優しくして!」        






| 06:03:00
秋の虫

  夜中に目覚めると

    秋の虫が鳴いていた

  この鈴の音がと絶えると

    寒い冬が居座る

  夜中に目覚めても

      耳には悲風が聞こえて

  手も足も頭も引っ込んで

    静寂が辛くなる

  この鈴の音が絶えると

    寂しい上に寂しくなる

  秋の虫よ、いつまでも鳴いて!   






| 06:29:00
あずき洗い

  明日のために今夜

    「あずきを洗って浸けておく」

  気がついたのは布団に入った後で

    起きるのが嫌で

  ぐずぐずしてると

    「あずきを、あずきを」と

  気にしつつ寝てしまった

    「あずきを洗って浸けてない」

  はっと気がついて目覚めると

    明日がもう今日になっていた     






| 06:32:00
赤とんぼ

  10匹ほどの赤とんぼが飛んでいた

    緩やかに下っている斜面の上で

  すいすいと水平に飛んでいた

    ジグザグに素早く飛んでいた

  下降は斜め下へなめらかに

    上昇は一気にすっと真上に

  Uターンはするどい角度で速く

    ホバリングは美しく

  赤とんぼが静かに飛んでいた        





| 06:23:00
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