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あいあい

Author:あいあい
はじめまして
詩と花と野菜を作っています
お粗末な詩を読んで頂き
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有効活用

           「孤独だ孤独だ孤独だ」と

                  嘆くこともないなあ

          ずっと孤独だったから

            慣れてるなあ

          孤独は子供の頃から自然で

            当たり前だったなあ

          スポーツウエアを着てるようで

            ピッタリフィットしているなあ

          神様がたっぷりと

            分けてくださったんだなあ

          時々心配されお聞きになる

            「孤独を有効活用しちょるかね?」



| 07:22:00
春のバス


          いぬのふぐりの青い花

            ほとけのざの赤い花

          たんぽぽの黄色い花

            ぺんぺん草の白い花

          さくらの薄桃色の花

            もう色々の花が咲いている

          もうみんな走り出している

            みんなの足は速い

          速すぎて気忙しい

            のんびり歩いていたら

          春のバスに乗り遅れる



| 07:15:00
声美人


          菜の花が沢山咲いている辺りで

            小鳥がさえずっていた

          窓を開けると

            さっと飛んで行ってしまいそうで

          姿も顔も名前も知らないまま

            声だけ聴いていた

          高音の甘い調べが急ピッチで

            美鈴を転がすように響いて

          うっとりと聴き惚れた



| 07:23:00
マスク美人


        街へ買い物へ出かけると

          沢山の人がマスクをしていた

        マスクをしている人を見ると

          「新型コロナウイルスを人に移したくない

        優しい人かもしれない」と思った

          マスクを取ると

        「きっと美しいひとだろう!」



| 07:29:00
猫がいた頃


        目の前で猫が体をなめていた

          懸命になめていた

        足をなめ肉球までなめた

          腹をなめ下腹部までなめた

        背中は首を回してなめた

          顔と頭は前足でなでた

        「自分を可愛がらないで誰が可愛がるの?

          こうしてよくなめて可愛がるのよ!」

        「見せて教えてくれている」と思った

          でも単に綺麗にして

        ’恋人’に逢いに行っていたのかも



| 07:50:00
酒と砂糖とコーヒー


         体に悪いと分かっていても

           完全にやめられないでいる

         お酒と砂糖とコーヒー

           お酒を毎晩目の前で

         父が美味しそうに飲んでいたけれど

           母は全然飲まなかった

         「かっこいい!」

           お酒を完全にやめたら

         「かっこいい!」と

           自分を褒めて上げる

         砂糖とコーヒーはちょっとだけで    



| 07:43:00
お別れ


        枯れたすすきの群が土手で

          白くなった細い穂を一斉に振っていた

        種子が飛び出て行ってしまって

          身軽な穂になって

        風に吹かれて

          手のように振り続けていた

        下の枯れた葉の間から 

          緑の葉が見えた

        「もうお別れなんですね、ありがとう!」   



| 07:25:00
ホウキ


        小学四年の時だったか

          クラスの反省会で吊し上げられた

        「掃除の時ホウキを持ちませ~ん」

          「雑巾ばっかり持ってま~す」

        「ホウキを持つべきで~す」

          「そうで~す」皆賛成した

        (ホウキを持つのが恥ずかしいのです!

          無口で一言も言えなかった

        「謙虚はもう美徳ではありませんよ」

          先生が優しく諭した

        (ありがとう!)   



| 07:52:00
倒木


         雑木林に台風の爪痕があった

           木が倒れ枯れていた

         倒れても枯れていない木を見つけた

           長々と倒れていたけれど

         枝枝に蕾が付いていた

           大きくて柔らかな蕾は今にも

         花開きそうだった  



| 07:20:00
春の午後


        春の午後誰もいない公園の

          ベンチで一人休んでいたら

        かさかさと落ち葉の音がした

          振り向いたら

        枯葉が一枚風に吹かれ

          そばに寄って来たのだった

        「枯葉と語り合ってもなあ!」

          「君だったらなあ!」



| 07:27:00
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