今も覚えています
「名場面」の数々
テレビの前に座って大笑いして
昼間の疲れが吹っ飛びました
嫌なことを忘れて
元気になりました
めちゃめちゃ面白くて楽しかった
沢山の時間を有難うございました
志村けんさんのこと忘れません
心よりご冥福をお祈り致します
祖母は何かと言えば
「まめが一番!」
「まめに働け!」
「小まめに動け!」
「まめに暮らせ!」
「まめにまめに!」と言って
まめまめしく働いていた
まめな人だった
「ほんとにまめが一番だね、ばあちゃん!」
新型コロナの予防で
人混みの中でマスクをしている
でも取り替えがもったいなくて
でも「匂い」が嫌で
ラベンダーの葉を二つ三つ
ちぎって来て
鼻に押し当てマスクをした
いい匂いがして
ふわふわと幸せになった
大雨の中をからすが飛んでいた
どことなく必死だった
わたしも傘がなかった時
わき目も振らずに前だけ見て
一生懸命必死で帰った
人から人へ
手から手へ
口から口へ
すさまじい勢いで
新型コロナが
感染しているらしい
だから愛も負けないで
あの人からわたしへ
手から手へ
口から口へ
感染して!
布団から出る時の寒さに
服を着替える時の寒さに
外へ飛び出る時の寒さに
いちいちむかついた
寒さに弱い自分にもむかついた
自分を叱った時もあった
「でもやっと何とか寒さに慣れたわ」と
思ったとたん
春が来た!
「体にいい」というので
毎朝グラス一杯の水を飲んでいる
でも冷たいので半分飲んで
半分鉢植えのシダにやる
シダの葉が揺れて嬉しそうなので
いつもシェアしている
最近はシダをちらっと見ただけで
すぐ「水」を思い出す
飲み忘れなくなった
別れはしたくない
別れはスルーしたい
君と別れたけれど
君が占めていた心の場所が広すぎて
心にあいた穴があまりに大きすぎて
途方に暮れた
もう別れはスルーしたい
「夢の夢です
たぶん夢です」
そう言うけれど
君の夢はそんなんじゃない
凋んでしまう風船じゃない
弾けて消えるシャボン玉じゃない
君の夢はきっといつまでも君の胸にあって
大空をどこまでも飛んで行くよ
だんだんとチューリップの葉が大きくなり
くねくねとたわみ波打ってきた
「どうしてそうくねくねたわむの?
ほかの葉はみんな真っすぐよ!」
「お生まれになった赤の女王さまがこれから
いよいよお出ましになるから
皆でダンスしてお迎えするのよ
嬉しくて嬉しくて皆踊ってるのよ!」