「強制収容所に入りたい!」と思う
人は一人もいないだろう
でもウイグルとチベットでは
強制収容所が沢山あり
沢山の人が入れられていると言う
今もどんどん建てられていると言う
この情報が本当なら
アウシュヴィッツ強制収容所の
悪夢の再現!
小鳥が朝から庭先で
痺れるほど
甲高くて甘ったるくて
超早口で喋っていた
「だから言ったでしょ!
あの人も好きなのよ
君が好きなのよ
きっと好きなのよ
絶対好きなのよ
死ぬほど好きなのよ
大好きなのよ
信じてあげて!」
ひとしきり鳴いて飛んで行った
家族は毎日天気の話をしていた
晩は雨だ
明日は晴だ
あさっては雨だ
朝焼けがしたから
夕焼けが真っ赤だったから
東風が吹いたから
下駄がひっくり返ったから
燕が低く飛んだから
猫が顔を洗ったから
天国でも天気の話をしてるのかな?
「天国の天気はどうですか?」
猫が昔庭先をよく通り過ぎた
時々家の中を覗いた
若くて細くてしなやかで
美しい目の賢そうな顔だった
食べ物を出してやると
恐る恐る近づいて食べた
ある日何もないので
茹で玉子を割って置いた
黄身だけ食べて去った
こおろぎの歌は恋の歌
瞳を閉じて
じっと聞いていたら
恋する君を思い出した
こおろぎの歌は恋の歌
恋する気持ちはみんな同じ
こおろぎも私も同じ
報われる日まで
鳴き続ける!
マスクはコロナを防ぐだけではない
人に顔を見られたくない
シャイな私はないでは済まない
せずにはいられない
冷房が効きすぎたスーパーでは
凍える私を守ってくれる
冬の冷たい北風とも戦ってくれる
マスクを私は愛する