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      「いつも誰かに見張られて付けられているの!」

        と言っても誰も信じなかった

      「誰に?何の為に?頭が変じゃないの?」

        気のせいの敵と一人で戦った

      ある日電車が走り出したら

        プラットホームの人が皆どんどん遠ざかった

      わたしからどんどん離れて行った

        どんどん離れて小さくなって消えた

      蛇に見込まれた蛙はぴょんぴょん走って逃げた

        ぴょんぴょん走って架空の世界へ逃げ込んだ

      だからぴょんぴょん走っている         





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